私たちが取り組む粉体塗装の特徴

粉体塗装風景

ご存知ですか?粉体塗装の性能は、前処理できまるということ

塗装前処理の様子
ご存じですか?
粉体塗装工程で一、二を争うほど大切な工程が「塗装前処理」です。
 

「前処理」とは、
塗装する対象物を、塗装するのにふさわしい状態にすること。

金属塗装の場合は、素材の油脂分をとり除き、異物を払い、
塗料が密着しやすいように「足がかり」をつけることを意味します。

この「足がかり」が不十分な場合、素材と塗膜の間に隙間ができ、
はがれの原因になったり、酸素や水分が入り込むことで、さびてしまうことになります。


いちばん効果的な方法は、何といっても「化成被膜処理」

その中でも、「塗装するのにふさわしい状態」をつくりながら、防錆効果が期待できる
「リン酸亜鉛」による被膜処理が、もっとも効果的だと言われています。

だったら「リン酸鉄」の皮膜処理ではダメなの

そんなことはありません。
シンナーを使って、油脂分をふき取る「溶剤脱脂」に比べれば、 はるかに高い効果があります。

また、塗料メーカーのテーブルテストでは、リン酸鉄を使って前処理を施した場合、
一次物性(焼付塗装直後の主に密着性能のこと)は、
リン酸亜鉛による前処理時にくらべて「むしろ良好」という結果が出ています。

ただし、あくまでも一次物性。
 

二次物性(焼付乾燥後、一定以上の時間が経過したあとの主に密着性能のこと)
については、リン酸亜鉛に軍配が上がるというデータ結果が出ています。

つまり、粉体塗装については、リン酸亜鉛による被膜処理がいちばん最適なのです。


大阪府でも数少ない「リン酸亜鉛」による前処理で品質と性能が安定した粉体塗装を


リン酸亜鉛による前処理風景粉体塗装にとって、いくらリン酸亜鉛による被膜処理が効果的だと言っても、 この処理を行うためには、排水処理設備が必須です。 もちろん、所轄官庁への届出をおこない、認可を受けていなければなりません。

つまり、どこの塗装会社でも対応できる処理ではないのです。


私たち永和工芸では、「粉体塗料を塗装するのに最もふさわしい状態」をつくるため、全国でも数少ない「リン酸亜鉛による前処理設備」を保有し、日々、薬剤と排水処理の管理をおこなっています。

 

事実、以下のような理由からお引き合いいただいたことも、 二、三にとどまりません。

「大手企業の塗装仕様では、リン酸亜鉛処理が必須。
自前でリン酸亜鉛処理の設備をもっているところは限られていたので・・・・」

「前処理が不完全で、サビが出て、粉体塗装がはがれたことがあったので・・・・」

「パーカー処理から塗装までを一貫して施工してくれる会社を探していたので・・・・」
 

「信頼できる粉体塗装」をご希望なら、ぜひ、お問い合わせください。

粉体塗装において、某大手メーカーさまの指定工場に認定されている私ども現場をご覧いただきたいと思います。


粉体塗装の弱点を克服


粉体塗装をおこなうにあたっては、
その材料にあたる粉体塗料の製造にいくつかの制約があるため、
いままでは、以下のような欠点を抱えていました。


最低でも150kg以上の粉体塗料の需要が見込まれなければ、 指定色は製造できない。
(したがって、小ロットの塗装は不可)


また、指定色の生産には、1カ月以上の期間を要する。
(したがって、日数単位での納期対応は不可)

これでは、せっかくの粉体塗装も、なかなか採用することはできません。

私どもでは、「粉体塗装にたいする新たな取り組み」として

粉体塗料メーカーのカラーカード方式による、2000色以上の常備在庫の活用
粉体塗料の小口生産可能な塗料メーカーとの連携

などの施策をおし進め、
小ロットでも指定色による粉体塗装が、1週間以内で実現できるようにいたしました。

粉体塗装が理想だが、塗料側の制約があって断念していたとおっしゃる企業さまも、
ぜひ、あきらめずにお問い合わせください。


尚、ひと口に粉体塗装といっても、多種多様です。

詳細については、私どもで対応できる粉体塗装を一覧表にまとめました。ご確認ください。

<私どもで対応できる粉体塗装の一覧>
粉体塗料の種類 エポキシ・ポリエステル エポキシ ポリエステル
塗装条件 180℃×20分 180゜Cx20分
180゜Cx20分
膜   厚 50~60μ 50~60μ 50~60μ
平 滑 性
鮮 映 性
光   沢 90以上 90以上 90以上
硬   度 2H以上 2H以上 H-2H
エリクセン値 >7mm >7mm >7mm
耐衝撃性 >50cm >50cm >50cm
密 着 性 100/100 100/100 100/100
耐塩水噴霧性
(クロスカット片側ハクリ幅)
0mm 0mm 0~1mm
耐 候 性
耐 酸 性
耐アルカリ性
耐 湿 性
耐汚染性
口 紅
マジック
インキ


注)アクリル樹脂の粉体塗装については、対応できません。あらかじめご了承ください。

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対応可能業務一覧
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対応地域 全国対応
対応可能な金属素材
金属(鉄・非鉄)全般
鉄 ステンレス
各種めっき鋼板 化成被膜処理鋼板 
アルミ 亜鉛ダイキャスト アルミニウム合金 マグネシウム
その他金属素材全般
対応できる塗装の種類 焼付塗装全般  粉体塗装全般  自然(常温)乾燥塗装全般
対応できる塗装系

焼付塗装全般

アミノアルキド樹脂 アクリル樹脂 ポリウレタン樹脂
エポキシ樹脂 ポリエステル樹脂 フッ素樹脂


粉体塗装全般

エポキシ樹脂 エポキシポリエステル樹脂 ポリエステル樹脂
(但し、アクリル樹脂は対応できません)


自然(常温)乾燥塗装全般

フタル酸樹脂 ポリウレタン樹脂 フッ素樹脂 アクリルラッカー 硝化綿ラッカー

対応可能な機能性塗装 太陽熱高反射塗装 光触媒塗装 低汚染塗装 防汚塗装
電磁波シールド塗装 導電塗装 
自己修復塗装 
指紋抑制塗装
耐火塗装 耐熱塗装 断熱塗装
抗菌塗装 防塵塗装 防藻塗装 
防音塗装
対応可能な塗装方法 静電塗装  エアースプレー(手吹き)塗装  ロータリー塗装
対応可能な乾燥方法 高温焼付乾燥 強制乾燥 自然(常温)乾燥
対応できる業務

金属塗装全般  
試験塗装 サンプル塗装 試作品の塗装 塗膜の性能評価

化成被膜処理(リン酸亜鉛被膜処理・クロメート処理)
塗膜はがし(熱処理・ブラスト処理)
亜鉛めっき
亜鉛めっきの後処理(六価クロメート処理・三価クロメート処理・有機・無機コーティング)

ご指定の品質検査代行 

塗装後の組み立て 包装 梱包 納品 (全国配送に対応しています

*貴社請負先への、貴社名による納品についても承っております